ガラス張りの家ってどうなの?メリット&デメリットや建てるポイントを解説!
開放的な雰囲気を好む方なら、一度はガラス張りの家に憧れたことがあるでしょう。注文住宅なら、耐震性とデザインを兼ね備えたガラス張りの住宅を建てることができます。
この記事では、ガラス張りの家の特徴やメリット、建築時に留意すべきポイントについて詳しく解説します。
目次
ガラス張りの家って何?
ガラス張りの家とは、開放的な空間を持つ部屋に全面ガラスが使用された家のことです。
壁面を全てガラスで覆い、開閉できない「FIX窓(はめ殺し窓)」を配置するなど、大胆な設計が特徴です。
ガラス張りの家を建てるメリット
1. 開放的な景色を楽しめる
ガラス張りの家の最大の魅力は、開放的な景観です。家の中から外の景色を一望できる爽快感は、他では味わえない感動的な体験です。特に良好なロケーションに建てれば、より美しい景色が楽しめます。常に開放感あふれる生活ができます。
2. 個性的なインテリアを演出できる
ガラス張りの家では、個性的なインテリアを楽しむことができます。全面ガラスの光景は他にはない独特な空間を提供し、スタイリッシュな北欧風のシンプルなデザインや、ヴィンテージ家具との組み合わせなど、様々なインテリアスタイルを楽しむことができます。
3. 明るい部屋で快適な生活が可能
ガラス張りの家は自然光の透過率が高く、明るい空間を提供します。十分な採光が確保されるため、日中は部屋中が明るく照らされ、居心地の良い環境で過ごすことができます。
4. 高い安全性を確保
FIX窓の採用により、ガラス張りの家は高い安全性を備えています。FIX窓は壁に嵌め込まれるため、誤って開ける心配がなく、安全性が高い特徴があります。また、強化ガラスの採用により、衝撃にも強く、安心して生活できます。
ガラス張りの家を建てるデメリット
1. 耐震性の低下
全面ガラスの採用により耐震性が低下することが懸念されます。
FIX窓は壁や柱ではないため、その強度は自然に劣ります。全面ガラスを多く取り入れる場合は、耐震性とデザインのバランスを緻密に計算し、高度な設計技術が必要です。SE構法などの強度の高いパーツを組み合わせることで、耐震性のデメリットを軽減できます。
2. プライバシーと防犯性の損失
全面ガラスのため、プライバシーと防犯性が損なわれる可能性があります。特に道路や住宅街に面している場合は、外からの視線が気になるかもしれません。
3. 換気の課題
開放的な印象とは裏腹に、換気に関しては課題が生じます。窓を開閉できないため、空気の入れ替えが難しくなります。また、ガラスの設置位置によっては、空気の流れが制限され、十分な換気が行えない場合もあります。通気口やシーリングファン、吹き抜け構造などの設計を考慮することが重要です。
4. メンテナンスの手間
ガラス取り付け時に使用されるコーキング剤やゴムパッキンは劣化が早いため、定期的なメンテナンスが必要です。また、直射日光や雨風、ゴミの蓄積などにより、ガラス面の汚れが発生しやすく、こまめな清掃が必要です。
5. 断熱性能の低下
全面ガラスは断熱性能が低いため、夏は暑く、冬は寒いという問題が生じる可能性があります。特に日当たりの強い場合は、室内が熱くなりやすく、冷暖房の使用が増える可能性があります。断熱性能の高いガラスの採用や、適切な断熱材の使用などで、温度を管理する工夫が必要です。
ガラス張りの家を建てる際のポイント!
1. 耐震性を確保するためにSE構法と耐震ガラスを活用
確実な耐震性を求めるなら、強度の高い木材で家を支える「SE構法」がおすすめです。SE構法は大空間を作り出すのに適しており、ガラス張りの開放的なデザインと相性が良いです。耐震性をさらに高めるためには、グレードの高い耐震ガラスを採用することも重要です。
2. 換気性能を向上させるために開閉可能なガラス窓を組み合わせる
換気性能を改善するためには、全面ガラス張りではなく、一部を開閉可能なガラス窓にすることをお勧めします。窓の位置やデザインを工夫することで、デザインと機能性のバランスを保ちつつ、快適な換気を実現できます。
3. エクステリアの工夫でプライバシーを確保
透明・不透明を切り替えられる「瞬間調光ガラス」などの採用も考えられますが、大量のガラスを設置すると費用がかさんでしまいます。代わりに、広い敷地を活かして、木や生垣、ガーデンルームなどのエクステリア設備を活用して目隠しを行う方法もおしゃれで効果的です。これにより、美しい庭の景観を楽しみながら、プライバシーを確保できます。
注文住宅を建てる前に!「新潟市」ってどういうところ?
新潟市は、古くから「みなとまち」として栄えてきました。明治22年に市制が施行されて以来、近隣の市町村との合併により人口は約81万人となり、平成19年4月1日には本州日本海側で初めて政令指定都市に選定されました。
整備された高速道路網や上越新幹線により首都圏と直結しており、国際空港や国際港湾も有しており、本州日本海側の拠点都市として高い都市機能を備えています。
一方で、広大な越後平野は、農畜産物の一大産地であり、米や野菜、果物、畜産物、花き類などが生産されており、また日本海側に面し、信濃川・阿賀野川の両大河や福島潟、鳥屋野潟、ラムサール条約登録湿地である佐潟など、多くの水辺空間や里山などの自然環境にも恵まれています。
そんな新潟市で、注文住宅を建てるときに気になる住環境を気候、利便性、治安の良さ、の視点からお伝えします。
気候
日本海側と聞くと、冬の荒々しい波と曇り空というイメージが強いかもしれませんが、新潟市は関東以北の都市の中では比較的温暖であり、冬の寒さもそれほど厳しくはありません。平均気温が零下になることはなく、東京とほとんど変わりません。
さらに、日本海を北上する暖流の影響もあり、仙台市や周辺の内陸都市と比較しても、年間平均気温が高いといえます。
利便性
新潟市の中心に位置する新潟駅には、上越新幹線やJR越後線、JR白新線、JR信越本線、JR磐越西線といった列車が乗り入れています。上越新幹線を利用すれば、最速で約1時間40分で東京へアクセスできます。また、駅前からは池袋や新宿へ向かう高速バスも運行されており、所要時間は約5~6時間ほどです。夜行便も利用できるため、早朝に東京へ行きたい場合には便利です。
また、新潟空港からは成田空港への空路もあり、所要時間は約1時間5分ほどです。新潟空港からは名古屋や大阪、神戸、福岡、沖縄(那覇)、札幌、ソウル、上海、台北などへも直行便が運航されています。
治安
新潟県警の犯罪統計によると、2021年の新潟県内での刑法犯発生件数は7,746件で、そのうち新潟市での発生件数は3,238件で、約42%を占めています。2021年末時点での新潟市の推定人口は約78万人であり、新潟県全体の推定人口は約217万人です。そのため、新潟市の犯罪率は県内のほかの地域に比べてやや高めと言えます。ただし全国的な観点で見ると、2021年の人口1万人あたりの犯罪認知件数の全国平均は約45.2件ですが、新潟市は約41.5件と全国平均を下回っています。したがって、特に新潟市の治安が悪いとは言えません。新潟市内の犯罪発生状況を見ると、中央区が最も件数が多く、1,071件となっています。
他の政令指定都市と比較すると、2019年のデータによれば、新潟市の1万人あたりの犯罪件数は62.9件で、政令指定都市20市の中では8番目に少ない数字となっています。