ソーラーパネルってどうなの?メリット・デメリットや特徴を紹介!新潟エリア
「ソーラーパネルを設置してみたいけど、本当にお得なのか不安」という方は多いのではないでしょうか。実際に、興味はあるものの導入に踏み切れない方がたくさんいらっしゃると思います。日本政府は2050年の脱炭素社会の実現に向けて、省エネとCO₂の排出実質ゼロを目指して取り組んでいます。この取り組みの一環として、今後はソーラーパネルを備えた新築住宅の普及が期待されています。
ソーラーパネルには多くのメリットがありますが、設置後に後悔しないためにはデメリットや注意点もしっかりと理解しておくことが重要です。ここでは、ソーラーパネルのメリットとデメリット、その対策についてご紹介しますので、設置後も満足度の高い生活を送るための参考にしてください。
目次
ソーラーパネルを設置するメリットは?
① 電気代を削減可能
ソーラーパネルによる電力を自家消費することで、電気代が0円になります。電力料金は電力会社や使用量によって異なりますが、「公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会」が定める電力料金の目安単価は1kWhあたり31円です。また、システム容量が1kWのソーラーパネルでは、年間で約1,000kWhの発電量が見込まれます。これを全て自家消費した場合、年間の電気代を31,000円節約できる計算です。
② 売電収入が得られる
ソーラーパネルで余った電力は電力会社に売電することができます。販売価格は「固定価格買取制度(FIT法)」によって決められており、設置から10年間は一定の金額で電力を販売できます。FIT法は再生可能エネルギーの普及促進を目的とした制度です。
③ 再エネ賦課金を削減可能
「再エネ賦課金(再生可能エネルギー発電促進賦課金)」は、電力会社が再生可能エネルギーを買い取る際の費用を国民全体で負担するもので、電気料金に含まれています。ソーラーパネルを利用すると電気料金が節約でき、再エネ賦課金の支払い額も削減できます。
④ 停電しても電気が使える
災害などによる停電時には、分電盤や周辺機器が損傷していなければ、パワーコンディショナーを自立運転に切り替えて電気が使えます。家電や携帯電話の充電など、必要な電力を緊急時でも利用できるのは大きなメリットです。蓄電池を併用すれば、日中に蓄えた電力を夜間も使用でき、さらに便利です。
⑤ 環境に優しい
ソーラーパネルはCO₂を排出せずに発電ができ、大気汚染を引き起こさず、資源の枯渇も防げます。
⑥ 補助金を利用できる場合がある
ソーラーパネルの設置費用が心配な方も多いでしょう。国からのソーラーパネルに対する直接的な補助金は2014年で終了していますが、「ZEH(ゼッチ)住宅」を新築する際には、ソーラーパネルの設置を検討する人が申請できる補助金があります。
⑦ 断熱効果が高まる
太陽光パネルが遮熱板の役割を果たし、屋根の断熱効果を高めます。夏は直射日光を遮り、冬は室内からの放熱を抑えるため、住まいが夏は涼しく冬は暖かくなります。ソーラーパネルを設置した屋根は、設置していない住宅と比べて野地板(屋根本体を保持するための下地)裏面温度が夏は約10度、冬は約5度上がるとも言われています。
ソーラーパネルを設置するデメリットは?
デメリット① 設置費用が高い
ソーラーパネルを導入するには、ソーラーパネルだけでなく、パワーコンディショナーや架台などの設備も必要です。これらの設備や工事費用を含めると、設置費用は一般的に100万円から150万円ほどかかります。
【対策】
– 初期費用を抑えたい場合は、リースを検討することができます。リース額は月々1万円から4万円程度です。
– 国や自治体の補助金を活用することで、設置費用の一部を補うことができます。
– 低価格の海外メーカーの製品を検討するのも一つの方法です。
デメリット② 発電量は天候に左右される
ソーラーパネルは天候に大きく影響を受けます。曇りや雨の日には発電量が減少することがありますが、年間を通じてみるとその影響は限定的です。
【対策】
– 蓄電池を導入して、発電した電力を効率よく貯めておくことができます。
– 年間の発電量シミュレーションを行い、どのくらいの電力が得られるかを事前に把握しておくと安心です。
デメリット③ 夜は発電できない
ソーラーパネルは昼間しか発電しないため、夜間は電力を得ることができません。
【対策】
– 昼間に発電した余剰電力を蓄電池に蓄え、夜間に利用することで電力不足を補うことができます。
デメリット④ メンテナンスが必要
ソーラーパネルシステムは約20年の寿命があり、効率的に発電を続けるためには定期的な点検やメンテナンスが必要です。4年に1度の定期点検が推奨され、費用は1万円から2万円程度です。また、パワーコンディショナーの寿命は約15年で、点検や交換には約30万円が必要です。さらに、ホコリや花粉の清掃費用として3万円から6万円も見込んでおく必要があります。高所作業は危険が伴うため、専門業者に依頼することが大切です。
【対策】
– メンテナンス費用をあらかじめ算出しておき、予算に組み込んでおくと安心です。
– 売電収入の一部をメンテナンス費用として積み立てておくことをおすすめします。
– メーカー保証を活用することで、予期せぬ修理費用をカバーすることができます。
2030年に6割の新築住宅にソーラーパネルが設置される!
地球温暖化の原因となる温室効果ガスを削減するため、2020年10月の臨時国会で「2050年までに脱炭素社会の実現を目指す」ことが宣言されました。この目標の一環として、「2030年には新築戸建て住宅の6割にソーラーパネルを導入する」という目標が掲げられています。
ソーラーパネルを備えた住宅は「省エネ住宅」と呼ばれ、その中でも「ZEH(ゼッチ)住宅」や「スマートハウス」は、省エネ性能が特に高い住宅として注目されています。これらの住宅は、環境に優しいだけでなく、エネルギー効率の向上にも寄与しています。
ZEH住宅ってなに?
ZEH(ゼッチ)住宅とは、「Net Zero Energy House(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)」の略です。
「断熱」「省エネ」「創エネ」の3つの効果を巧みに組み合わせることで、家庭での年間「消費エネルギー」量を0(ゼロ)以下に抑えることができる住宅を指します。
2020年には、ハウスメーカーによる新築戸建て住宅の56%がZEH住宅として建てられました。そして今、脱炭素社会を実現するために、ますますZEH住宅の重要性が高まっています。
ZEH住宅は、従来の家と比較して、さまざまなメリットとデメリットを持っています。また本記事では、補助金制度についても紹介しますので、住宅の購入を検討している方は参考になさってください。
ZEH住宅の3つの特徴
ZEH住宅は、「断熱」「省エネ」「創エネ」の3つの特徴を備えています。これらの特徴は、ZEH住宅として認定され、補助金制度を活用するために重要な基準を満たす必要があります。
ここではそれぞれの特徴について説明します。
断熱
ZEH住宅の特徴は、極めて断熱性と気密性の高い外皮素材を駆使して建てられている点です。ここで言う外皮とは、屋根、壁、窓、床などの要素を指します。
この高い断熱性と気密性により、まさに魔法瓶のように家全体をしっかりと包み込みます。室内の温度は一定に保たれ、外気温の影響を受けにくく、冬あたたかく、夏涼しい居住空間を実現しています。
省エネ
ZEH住宅では、家庭内の消費電力量や自家発電の稼働状況などを可視化した「HEMS(Home Energy Management System)」を用いて電気を効果的に管理しています。
消費者自身が電力量を把握できるため、エネルギーの効率的な利用が可能になります。
省エネ性能の高い住設機器や換気システム、LED照明なども採用されており、これによって従来の生活に比べて消費エネルギーを減らすことができる点も特徴です。
創エネ
「創エネ」とは、自然の力を利用してエネルギーを生み出すことを指します。代表的な例として、住宅の屋根に設置されるソーラーパネルが挙げられます。
ソーラーパネルで得た電力はそのまま家庭で使用し、余った場合は電力会社に売ることもできるし、蓄電することで停電時に備えることも可能です。
ZEH住宅事例
ステーツの施工事例
至高の高断熱<BEINGシリーズ>
各商品とオプションパックを組み合わせることで、ZEHへの対応が可能です。
ハウス北欧の高気密・高断熱レベルは日本を遥かに凌ぎます。
断熱材を壁の内側だけでなく外側にも使用し家全体を包み込むことで、
連続した断熱層が得られ長期に渡って断熱性・機密性に優れた住宅を実現しています。
BEING DT Styleは北欧から学んだ二重構造のダブル断熱工法と、最高峰の断熱性能を誇るトリプルガラス樹脂サッシを惜しみなく使用し、
国内最高レベルの超高断熱仕様の贅沢な住まいを提供します。
注文住宅を建てる前に!新潟市ってどういうところ?
新潟市は、古くから「みなとまち」として栄えてきました。明治22年に市制が施行されて以来、近隣の市町村との合併により人口は約81万人となり、平成19年4月1日には本州日本海側で初めて政令指定都市に指定されました。
整備された高速道路網や上越新幹線により首都圏と直結しており、国際空港や国際港湾も有しており、本州日本海側の拠点都市として高い都市機能を備えています。
一方で、広大な越後平野は、農畜産物の一大産地であり、米や野菜、果物、畜産物、花き類などが生産されており、また日本海側に面し、信濃川・阿賀野川の両大河や福島潟、鳥屋野潟、ラムサール条約登録湿地である佐潟など、多くの水辺空間や里山などの自然環境にも恵まれています。
そんな新潟市で、注文住宅を建てるときに気になる住環境を気候、利便性、治安の良さ、3つの視点からお伝えします。
気候
日本海と聞くと、冬の荒々しい波と曇り空というイメージが強いかもしれませんが、新潟市は関東以北の政令市の中では比較的温暖であり、冬の寒さも北海道ほど厳しくはありません。
平均気温が零下になる月はなく、東京とほとんど変わりません。
さらに、日本海を北上する暖流の影響もあり、仙台市や周辺の内陸都市と比較しても、年間平均気温が高いといえます。
利便性
新潟市の中心に位置する新潟駅には、上越新幹線やJR越後線、JR白新線、JR信越本線、JR磐越西線といった列車が乗り入れています。上越新幹線を利用すれば、最速で約1時間40分で東京へアクセスできます。また、駅前からは池袋や新宿へ向かう高速バスも運行されており、所要時間は約5~6時間ほどです。夜行便も利用できるため、早朝に東京へ行きたい場合には便利です。
また、新潟空港からは成田空港への航空路もあり、所要時間は約1時間5分ほどです。新潟空港からは名古屋や大阪、神戸、福岡、沖縄(那覇)、札幌、ソウル、上海、台北などへも直行便が運航されています。
治安
新潟県警の犯罪統計によると、2021年の新潟県内での刑法犯発生件数は7,746件で、そのうち新潟市での発生件数は3,238件で、約42%を占めています。2021年末時点での新潟市の推定人口は約78万人であり、新潟県全体の推定人口は約217万人です。そのため、新潟市の犯罪率は県内のほかの地域に比べてやや高めと言えます。ただし全国的な観点で見ると、2021年の人口1万人あたりの犯罪認知件数の全国平均は約45.2件ですが、新潟市は約41.5件と全国平均を下回っています。したがって、特に新潟市の治安が悪いとは言えません。また、新潟市内の犯罪発生状況を見ると、中央区が最も件数が多く、1,071件となっています。他の政令指定都市と比較すると、2019年のデータによれば、新潟市の1万人あたりの犯罪件数は62.9件で、政令指定都市20市の中では8番目に少ない数字となっています。