注文住宅用の土地探しをする時のポイントや注意点を解説!新潟エリア
注文住宅を建てる場合、土地の選定プロセスは新築戸建てや中古住宅を探す場合と異なります。この記事では、注文住宅を計画している方々に向けて、土地の選び方から注意点まで詳しくご説明いたします。是非、注文住宅の建築を検討している方にご参考いただければ幸いです。
目次
注文住宅の土地はどうやって見つける?
注文住宅のための土地を見つける方法について、詳しく説明いたします。
1. ハウスメーカーへの相談
住宅建築の専門家であるハウスメーカーは、土地探しもサポートしている場合があります。ハウスメーカーを選ぶ際、希望条件に合った土地を見つけてくれる可能性があります。土地と建物のトータル予算を設定できるため、比較的安心して土地を見つけることができるでしょう。
2. 不動産屋の利用
土地に関するプロである不動産屋に相談するのも一つの方法です。建築予定の地域にある不動産屋を訪ね、土地の情報を提供してもらいましょう。インターネットには掲載されていない情報も得られるかもしれませんので、複数の不動産屋を訪問してみることをお勧めします。
3. インターネットでの検索
インターネットは豊富な情報源で、多くの土地情報を検索できます。建築予定地が遠い場合や、初めての場所で土地を探す際には、まずはインターネットで検索を行うことができます。ただし、現地の雰囲気や近隣の状況はオンライン情報だけでは把握しきれないことに注意が必要です。
4. 実際に訪れて探す
注文住宅を建てたい地域に足を運んでみるのも良いアイデアです。現地を実際に訪れることで、匂いや音、周辺の住環境など、写真だけでは分からない情報を得ることができます。また、インターネットに掲載されていない未公開の土地を見つける可能性もあります。
土地探しから契約まではどうやる?
土地探しから契約までを、ステップごとに詳しくご紹介します。
1. 予算の設定
まず初めに、土地にどれくらいの予算を割けるかを明確にしましょう。ただし、予算は建物の費用を差し引いた残りの金額で設定するべきです。土地探しに先立ち、ハウスメーカーと相談して予算を確定させると、後で建物の建設資金が不足する心配がありません。
2. 条件の優先順位付け
土地探しを効果的に進めるために、条件に優先順位をつけましょう。地域、駅からの距離、土地の広さ、学区や周辺環境、日当たりなど、さまざまな要因から、何が最も重要かを考慮してください。ただし、最優先事項として予算を設定することをお勧めします。予算を超える土地を購入すると、住宅計画が複雑になる可能性があるからです。
3. 条件に合致する土地を探す
設定した条件に合致する土地を探しましょう。先ほど述べた方法を試してみてくださいが、柔軟性を持って探すことも大切です。同時に、ハウスメーカーと連携し、住宅建設の見積もりを取得することで、土地探しを効率化できます。
4. 土地の調査
土地を選んだら、契約前に土地の調査を行います。土地が住宅用に適しているか、周辺環境などを総合的に調査しましょう。理想的な土地でも、地盤の安定性や自然災害のリスクなどが考慮されるべきです。ハザードマップも確認することを忘れずに。また、土地がかつて工場跡地だった場合など、土壌の汚染状況も確認しておくことが安心です。
5. 契約
土地が決まったら契約を行います。土地契約には通常、手付金が必要です。住宅ローンは建物の引き渡し時に契約するものなので、土地購入段階では自己資金が必要です。
6. 住宅ローンが下りるまでのつなぎ融資
住宅ローンが承認されるまで、土地購入代金や建物の建設費用が必要です。この期間の資金調達には、住宅ローンが下りるまでのつなぎ融資を利用しましょう。つなぎ融資の金利は高いですが、住宅ローンが利用可能になれば迅速に完済できます。この期間中の金利負担に注意し、計画的に資金を調達しましょう。
土地探しのアドバイス
土地を探す際のポイントをご紹介いたします。土地を選ぶ際には、以下のポイントに留意しながら進めてみましょう。
1. 施工会社の早期選定
建物の予算が確定しない限り、土地に適切な予算を設定することが難しいことがあります。そのため、土地探しと同時に、もしくはそれよりも前に施工会社を早めに選定しておくことがおすすめです。これにより、土地契約後に迅速に住宅建築の計画を進めることができます。土地を確保した後に予算の不一致や住宅計画の制約が生じるリスクを軽減できます。
2. 土地の条件に対する柔軟なアプローチ
条件に合致する土地が見つからなくても、建築プロセスにおいてその課題をカバーできる方法が存在します。そのため、施工実績豊富なハウスメーカーと協力し、土地選びを進めることで、選択肢の幅を広げることができます。土地の制約に対する適切な建築プランを策定することで、理想の住宅を実現する可能性が高まります。
土地探しにおいて、柔軟性を持ち、施工会社との連携を重視することで、スムーズに住宅建築を進めることができます。
知っておきたい重要な用語
土地探しの際に知っておきたい重要な用語についてご説明いたします。
1. 建ぺい率
建ぺい率は、土地内で建物が占める面積の割合を示す指標です。具体的には、土地上に建てる建物の広さを示します。この指標は土地ごとに最大限度が設定されており、建物が土地を埋め尽くしすぎないように規制されています。建ぺい率の遵守により、風通しや日照条件が確保されることが目的です。
2. 容積率
容積率は土地の総面積に対して、建物が占める延べ面積の割合を示す指標です。延べ面積は各階の床面積を合算したもので、階数が増えると延べ面積も増加します。容積率も建ぺい率と同様に、土地ごとに制約があります。容積率の制限により、建物の高さや規模が調整され、周辺の建物との調和や日照を確保することが目的です。
3. 用途地域
各土地には、その土地で許可される建物や用途が指定されています。住宅建設に関しては、一般的に工業専用地域を除いて、多くの土地に建設が認められます。ただし、商業用途の建物が許可されている場合、周囲の商業施設が立地している可能性が高く、騒音や日照に関連した問題が発生する可能性があることに留意してください。
土地選びの際には、これらの用語を理解し、土地の条件をより詳細に検討することが大切です。これにより、理想的な住宅環境を見つけるのに役立ちます。
注文住宅を建てる前に!新潟市ってどういうところ?
新潟市は、古くから「みなとまち」として栄えてきました。明治22年に市制が施行されて以来、近隣の市町村との合併により人口は約81万人となり、平成19年4月1日には本州日本海側で初めて政令指定都市に指定されました。
整備された高速道路網や上越新幹線により首都圏と直結しており、国際空港や国際港湾も有しており、本州日本海側の拠点都市として高い都市機能を備えています。
一方で、広大な越後平野は、農畜産物の一大産地であり、米や野菜、果物、畜産物、花き類などが生産されており、また日本海側に面し、信濃川・阿賀野川の両大河や福島潟、鳥屋野潟、ラムサール条約登録湿地である佐潟など、多くの水辺空間や里山などの自然環境にも恵まれています。
そんな新潟市で、注文住宅を建てるときに気になる住環境を気候、利便性、治安の良さ、3つの視点からお伝えします。
気候
日本海と聞くと、冬の荒々しい波と曇り空というイメージが強いかもしれませんが、新潟市は関東以北の政令市の中では比較的温暖であり、冬の寒さも北海道ほど厳しくはありません。
平均気温が零下になる月はなく、東京とほとんど変わりません。
さらに、日本海を北上する暖流の影響もあり、仙台市や周辺の内陸都市と比較しても、年間平均気温が高いといえます。
利便性
新潟市の中心に位置する新潟駅には、上越新幹線やJR越後線、JR白新線、JR信越本線、JR磐越西線といった列車が乗り入れています。上越新幹線を利用すれば、最速で約1時間40分で東京へアクセスできます。また、駅前からは池袋や新宿へ向かう高速バスも運行されており、所要時間は約5~6時間ほどです。夜行便も利用できるため、早朝に東京へ行きたい場合には便利です。
また、新潟空港からは成田空港への航空路もあり、所要時間は約1時間5分ほどです。新潟空港からは名古屋や大阪、神戸、福岡、沖縄(那覇)、札幌、ソウル、上海、台北などへも直行便が運航されています。
治安
新潟県警の犯罪統計によると、2021年の新潟県内での刑法犯発生件数は7,746件で、そのうち新潟市での発生件数は3,238件で、約42%を占めています。2021年末時点での新潟市の推定人口は約78万人であり、新潟県全体の推定人口は約217万人です。そのため、新潟市の犯罪率は県内のほかの地域に比べてやや高めと言えます。ただし全国的な観点で見ると、2021年の人口1万人あたりの犯罪認知件数の全国平均は約45.2件ですが、新潟市は約41.5件と全国平均を下回っています。したがって、特に新潟市の治安が悪いとは言えません。また、新潟市内の犯罪発生状況を見ると、中央区が最も件数が多く、1,071件となっています。他の政令指定都市と比較すると、2019年のデータによれば、新潟市の1万人あたりの犯罪件数は62.9件で、政令指定都市20市の中では8番目に少ない数字となっています。