建売住宅の家具・インテリアの特徴やコーディネートのコツを紹介
建売住宅のインテリアや家具は、幅広いニーズに対応するため、意図的にシンプルなカラーリングや汎用性の高いデザインを採用しています。これにより、購入希望者が自身の好みやライフスタイルに合わせてカスタマイズしやすくなっています。同様に、家具やカーテン、照明などのセット販売も、「多くのお客様が好むもの」を基準に選ばれています。
しかしながら、家族が新しい生活を始める際には、単なる無難な選択ではなく、自分たちのこだわりや理想を反映した「納得のいくマイホーム」を求めるのは当然のことです。
建売住宅では外観や設備が一通り揃っているため、そのイメージを具体化しやすい利点がありますが、一方で、気になる部分を自由に変更することは難しい現実もあります。
それでも、建売住宅であっても、インテリアの工夫によって個性を表現することは可能です。家具や小物の配置、カラーリングの調和、そしてカーテンの選択などを通じて、自由な空間を演出することができます。
今回は、建売住宅のインテリアの特徴や、購入時の注意点について詳しく解説していきます。
目次
建売住宅のインテリア・家具の特徴
– よくある無難なインテリア・家具が多い
建売住宅は、早期の販売を目指し、多くの購入希望者を引き込むことを最優先に考えられています。そのため、インテリアは広く受け入れられるよう、無難なデザインが選ばれます。例えば、壁や天井のクロスには、オフホワイトからベージュ調のナチュラルな無地が多く使用されます。
– 家具がインテリアコーディネートされている物件もある
建売住宅には、時にはソファやダイニングテーブル、ベッドなどの大型家具がセットで販売されていることもあります。これは、明確なコンセプトを持った建売住宅や、内覧用のモデルハウスで見られることがあります。ただし、内覧用の物件では、多くの人が使用するため、中古品であることを理解する必要があります。
その他、家具プレゼントキャンペーンなどの販促イベントも行われることがありますが、これらの家具は建物とのコーディネートが考慮されたものではないことが一般的です。
– TVの壁掛けや照明の直付けができない
壁や天井の下地には通常、石膏ボードが使用されています。石膏ボードは重量物を支えることが難しいため、壁掛けTVや照明の取り付けには注意が必要です。請負住宅の場合、壁や天井に補強材を追加する必要があります。また、照明を増設する際には、配線が露出するなど、見た目に配慮する必要があります。
家具付き新築建売住宅を購入する際のポイント!
1. インテリアのコーディネーターをチェック
通常、建売業者はインテリアメーカー専属や独立系のコーディネーターと協力して家具付き物件を企画します。彼らは内装色やコンセプト、想定される居住者の嗜好を考慮しながら、家具の配置を検討します。家具選びにはプロの手が入っているはずですが、稀に販売担当者がネット通販などで購入した家具を設置するケースもあります。購入前に、家具のセレクトと配置を確認しておくことが重要です。
2. 保証とメンテナンスの内容を確認
新築建売住宅には、建物や設備に関する性能保証が付いていますが、家具については保証が免除される場合があります。購入前に家具が保証対象かどうかを確認し、免除されている場合は家具メーカーの保証を確認しましょう。例えば、高価なソファや長期間使う家具については、メンテナンスや部品交換が必要になるかもしれませんので、メーカーの対応やサポートを確認してください。
建売住宅でのインテリアコーディネートするポイント!
1. 自分らしい方向性を見つける
家族全員で、お好みのデザインや色合いについて話し合い、お家の方向性を決めましょう。どんなライフスタイルを実現したいのか、どんな雰囲気が心地よいかを考え、そのために必要なレイアウトや素材を検討します。
2. スペースを確保する
家具を搬入しやすくするために、お部屋や通路のサイズを計測しましょう。また、玄関以外にも搬入可能な経路があるかどうかも確認します。
3. レイアウトを検討する
希望するインテリアアイテムをリストアップし、図面に配置してみましょう。
4. 家具の選定と予算の調整
必要な家具を優先順位付けし、予算内での調整を行います。予算に余裕がない場合は、必要なものを先に購入し、後から追加するなど、工夫していきます。
建売住宅のインテリアコーディネートにおける注意点をご紹介!
1. 家具の搬入経路を確認
2階に配置したい大型家具の搬入経路を事前に確認しましょう。階段や通路の幅だけでなく、曲がり角やL字階段、U字階段の部分での取り回しも考慮し、シミュレーションを行います。また、大型家具を縦に運ぶ場合は、天井の高さや手すりの高さも確認しましょう。特に、脚の取り外しができないソファやマットレス、ベッドフレームなどは注意が必要です。
2. カーテンレールの取り付け下地を確認
建売住宅では、カーテンの取り扱いが様々です。カーテンがセットされている場合もあれば、別途用意する必要がある場合もあります。カーテンレールを取り付ける際には、窓の上部に下地があるかどうかを確認しましょう。お好みのカーテンデザインに交換する場合や新たに取り付ける場合も、下地の有無を確認してから作業を進めましょう。
3. 照明の取り付け位置を考慮
照明は、部屋の中心に配置されることが一般的ですが、家具の配置や使用用途によって適切な位置を検討する必要があります。特に、ダイニングテーブル上にペンダントライトを取り付ける場合は、テーブルの配置やサイズに合わせて選定することが重要です。
4. エアコンと家具の配置に注意
建売住宅においては、エアコンの設置場所が標準化されていることが一般的です。家具をエアコンの近くに配置する際は、風の通り道を確保し、冷暖房効率を損なわないように配慮しましょう。また、家具配置を工夫して、無駄なエネルギー消費を抑えることも大切です。
注文住宅を建てる前に!新潟市ってどういうところ?
新潟市は、古くから「みなとまち」として栄えてきました。明治22年に市制が施行されて以来、近隣の市町村との合併により人口は約81万人となり、平成19年4月1日には本州日本海側で初めて政令指定都市に選定されました。
整備された高速道路網や上越新幹線により首都圏と直結しており、国際空港や国際港湾も有しており、本州日本海側の拠点都市として高い都市機能を備えています。
一方で、広大な越後平野は、農畜産物の一大産地であり、米や野菜、果物、畜産物、花き類などが生産されており、また日本海側に面し、信濃川・阿賀野川の両大河や福島潟、鳥屋野潟、ラムサール条約登録湿地である佐潟など、多くの水辺空間や里山などの自然環境にも恵まれています。
そんな新潟市で、注文住宅を建てるときに気になる住環境を気候、利便性、治安の良さ、の視点からお伝えします。
気候
日本海側と聞くと、冬の荒々しい波と曇り空というイメージが強いかもしれませんが、新潟市は関東以北の都市の中では比較的温暖であり、冬の寒さもそれほど厳しくはありません。平均気温が零下になる月はなく、東京とほとんど変わりません。
さらに、日本海を北上する暖流の影響もあり、仙台市や周辺の内陸都市と比較しても、年間平均気温が高いといえます。
利便性
新潟市の中心に位置する新潟駅には、上越新幹線やJR越後線、JR白新線、JR信越本線、JR磐越西線といった列車が乗り入れています。上越新幹線を利用すれば、最速で約1時間40分で東京へアクセスできます。また、駅前からは池袋や新宿へ向かう高速バスも運行されており、所要時間は約5~6時間ほどです。夜行便も利用できるため、早朝に東京へ着きたい場合には便利です。
また、新潟空港からは成田空港への空路もあり、所要時間は約1時間5分ほどです。新潟空港からは名古屋や大阪、神戸、福岡、沖縄(那覇)、札幌、ソウル、上海、台北などへも直行便が運航されています。
治安
新潟県警の犯罪統計によると、2021年の新潟県内での刑法犯発生件数は7,746件で、そのうち新潟市での発生件数は3,238件で、約42%を占めています。2021年末時点での新潟市の推定人口は約78万人であり、新潟県全体の推定人口は約217万人です。そのため、新潟市の犯罪率は県内のほかの地域に比べてやや高めと言えます。ただし全国的な観点で見ると、2021年の人口1万人あたりの犯罪認知件数の全国平均は約45.2件ですが、新潟市は約41.5件と全国平均を下回っています。したがって、特に新潟市の治安が悪いとは言えません。また、新潟市内の犯罪発生状況を見ると、中央区が最も件数が多く、1,071件となっています。
他の政令指定都市と比較すると、2019年のデータによれば、新潟市の1万人あたりの犯罪件数は62.9件で、政令指定都市20市の中では8番目に少ない数字となっています。