スキップフロアってなに?代表的な間取りやメリット・デメリットを解説!

画像引用元:ステーツ

新しい家を建てる際に、スキップフロアを導入したいと考える方もいるでしょう。しかし、どのような間取りが最適か迷うこともあるでしょう。結論から言えば、スキップフロアをリビングに取り入れることをおすすめします。

リビングにスキップフロアを導入することで、空間が広がり、開放感が生まれます。また、段差によって床面積が増えるため、リビング周辺に収納スペースを確保することもできます。

この記事では、スキップフロアを導入する際に検討すべきポイントを中心に、リビングにスキップフロアを取り入れるメリットについて解説します。ただし、スキップフロアを導入することにはデメリットも存在します。スキップフロアを間取りに取り入れる際に留意すべき点についても、設計段階でしっかりと把握しておくことが重要です。

スキップフロアってなに?

スキップフロアとは、各フロアの間に設けられた中間階のことです。壁やドアで区切られず、床を半階ずつずらして構成されます。この特徴的な構造により、各フロアが柔らかな連続性を持ち、視覚的にも開放感のある空間が形成されます。

スキップフロアは、空間だけでなく床面積も増やすことができる利点があります。特に、床面積が制約されている狭小住宅や不規則な敷地に建てられる住宅では、他の居住空間を圧迫せずに収納スペースを確保できるため、人気が高まっています。現代の住宅ニーズに適した解決策として、スキップフロアを採用する人が増えています。

スキップフロアにはさまざまな種類がありますが、大きく4つに分類されます。それぞれの種類について、簡単に把握しておきましょう。

スキップフロアの間取り4タイプ!

タイプ❶: 階段の踊り場を広げて作るタイプ

スキップフロアとは、階段の踊り場を通常よりも広くとることで、小さなスペースを有効活用するデザインの一つです。これにより、収納スペースやちょっとした作業スペースとして活用できます。さらに、リビング階段と組み合わせることで、スペースの多様性が広がり、開放感のある生活空間が実現します。

タイプ❷: 高い段差でしっかり区切られたタイプ

このタイプは、階段の踊り場を大幅に広げ、高い段差で区切ることで、居室としての利用が可能なスキップフロアです。例えば、ワークスペースや書斎、子供の学習スペースや遊び場、セカンドリビングとしても活用できます。特に1.5階のスキップフロアは、子供の見守りや収納の観点からもおすすめです。

タイプ❸: 床の一部を少し下げて作る半地下タイプ

このタイプは、床の一部を下げて半地下のスキップフロアを作ります。階段下のスペースも有効活用でき、リビングの床を下げることで収納スペースを確保できます。また、段差が少ないため、荷物の出し入れが容易で、高齢者にも安心です。半地下タイプは、食料や季節家電の収納場所としても適しています。

タイプ❹: 平屋の天井部分に作るタイプ

平屋においては、天井の高さを活かして屋根裏を活用することができます。1.5階のスキップフロアを屋根裏に作ることで、広々とした居室スペースを確保できます。子供部屋や寝室など、独立した部屋として利用することができます。

スキップフロアを取り入れるメリット!

メリット1: リビングが開放的でおしゃれな雰囲気に

スキップフロアを導入することで、壁で仕切られずに広がる視野が、空間を広く感じさせます。高い天井や吹き抜けを取り入れることで、自然光が心地よく差し込み、明るく開放的な雰囲気が漂います。この開放的な空間は、狭小住宅においても特に効果的です。

メリット2: リビング周辺の収納スペースが増える

例えば、1.5階のスキップフロアを採用することで、その下のスペースを収納として利用することができます。また、スキップフロア下の収納スペースは、建築基準法の条件を満たせば容積率に影響しないため、狭小地でも効果的に床面積を確保できます。

メリット3: 現代のライフスタイルに適している

現代では、テレワークや在宅ワークが増えつつありますが、限られたスペースで書斎を設けるのは難しい場合もあります。同様に、子供のリビング学習も注目されていますが、リビングでの勉強は時に難しいものです。そこで、1.5階のスキップフロアを活用することで、家族が集うリビングとの適度な距離感を保ちながら、効果的なワークスペースや学習スペースを確保できます。

メリット4: 家族とのコミュニケーションが容易に

例えば、子供部屋や学習スペースに1.5階のスキップフロアを設けると、子供がこもりがちになる状態よりも、家族とのコミュニケーションが活発になります。スキップフロアをセカンドリビングとして活用することで、家族全員が心地よくくつろげる場所を確保できます。

スキップフロアを導入する際に注意すべきポイント!

● 冷暖房効率の注意点

スキップフロアは、縦にゆるやかに連なる構造を持ちます。このため、吹き抜け同様、冷暖房の効率が低下しやすくなります。リビングにスキップフロアを導入する際は、全館空調システムの採用を検討することが重要です。また、1階部分の寒さに対処するためには、床暖房の設置も検討するとさらに効果的です。

● 耐震性の検討

スキップフロアは段差が多い構造をしています。一般的に、木造住宅は木材の柔軟性によって地震や風の衝撃を吸収し、床も壁と共に建物を支えます。しかし、スキップフロアの場合、段差が多く、床が一体化していないため、地震の揺れを効果的に吸収することが難しくなります。

ただし、設計段階でこの点を考慮すれば、耐震性を向上させることができます。したがって、スキップフロアの施工実績が豊富なハウスメーカーを選ぶことが重要です。また、耐震性が確保された構造を選択することも検討してください。

施工事例: スキップフロアのある家

引用元:  ステーツ公式HP
引用元:  ステーツ公式HP
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注文住宅を建てる前に!新潟市ってどういうところ?

新潟市は、古くから「みなとまち」として栄えてきました。明治22年に市制が施行されて以来、近隣の市町村との合併により人口は約81万人となり、平成19年4月1日には本州日本海側で初めて政令指定都市に指定されました。

整備された高速道路網や上越新幹線により首都圏と直結しており、国際空港や国際港湾も有しており、本州日本海側の拠点都市として高い都市機能を備えています。

一方で、広大な越後平野は、農畜産物の一大産地であり、米や野菜、果物、畜産物、花き類などが生産されており、また日本海側に面し、信濃川・阿賀野川の両大河や福島潟、鳥屋野潟、ラムサール条約登録湿地である佐潟など、多くの水辺空間や里山などの自然環境にも恵まれています。

そんな新潟市で、注文住宅を建てるときに気になる住環境を気候、利便性、治安の良さ、3つの視点からお伝えします。

気候

日本海と聞くと、冬の荒々しい波と曇り空というイメージが強いかもしれませんが、新潟市は関東以北の政令市の中では比較的温暖であり、冬の寒さも北海道ほど厳しくはありません。

平均気温が零下になる月はなく、東京とほとんど変わりません。

さらに、日本海を北上する暖流の影響もあり、仙台市や周辺の内陸都市と比較しても、年間平均気温が高いといえます。

利便性

新潟市の中心に位置する新潟駅には、上越新幹線やJR越後線、JR白新線、JR信越本線、JR磐越西線といった列車が乗り入れています。上越新幹線を利用すれば、最速で約1時間40分で東京へアクセスできます。また、駅前からは池袋や新宿へ向かう高速バスも運行されており、所要時間は約5~6時間ほどです。夜行便も利用できるため、早朝に東京へ行きたい場合には便利です。

また、新潟空港からは成田空港への航空路もあり、所要時間は約1時間5分ほどです。新潟空港からは名古屋や大阪、神戸、福岡、沖縄(那覇)、札幌、ソウル、上海、台北などへも直行便が運航されています。

治安

新潟県警の犯罪統計によると、2021年の新潟県内での刑法犯発生件数は7,746件で、そのうち新潟市での発生件数は3,238件で、約42%を占めています。2021年末時点での新潟市の推定人口は約78万人であり、新潟県全体の推定人口は約217万人です。そのため、新潟市の犯罪率は県内のほかの地域に比べてやや高めと言えます。ただし全国的な観点で見ると、2021年の人口1万人あたりの犯罪認知件数の全国平均は約45.2件ですが、新潟市は約41.5件と全国平均を下回っています。したがって、特に新潟市の治安が悪いとは言えません。また、新潟市内の犯罪発生状況を見ると、中央区が最も件数が多く、1,071件となっています。他の政令指定都市と比較すると、2019年のデータによれば、新潟市の1万人あたりの犯罪件数は62.9件で、政令指定都市20市の中では8番目に少ない数字となっています。